060
【『Riders』憑依の儀 】
大首領葛「ヒヒヒ、お主らがここまでやるとは予想外じゃたな(笑)
まさか3人で300体以上を倒すとは!
しかし、残念ながら本体を倒さない限り増殖は無限に続くのじゃよ!」
(大首領葛の目の前にすべての霊力を使い尽くした戦女、そして月黄泉が…………)

戦女「くっ……う、動けない!」
大首領葛「ヒヒヒ、霊力が尽きたお主らなどワシの呪術の前では指一本動かせまい!」

戦女「くっ……悔しいっ!」
月黄泉「戦女、諦めてはダメよ!まだ咲-Saki-がきっと……!」

大首領葛「その女とはコイツのことかの?(笑)」
(ふたりの目の前に磔にされた咲-Saki-が……)

月黄泉「さ、咲-Saki-…………そ、そんな……」


(大首領葛が手をかざすと咲-Saki-のブラウスのボタンが弾けだす!)

大首領葛「ワシの分身だか、他より優れたヤツがおってな、コイツの身体を隅々まで調べたようじゃの(笑)」
(咲-Saki-のまわりには多数の分身が………)

大首領葛「まさかヒューマン型アンドロイドとは貴様らの科学力も大したものじゃ!」

(さらに胸がを晒される咲-Saki-!……その時、大首領葛の背後から葵の声が……)
葵「貴様っ!酷い……よくも咲-Saki-を……うううっ……」
大首領葛「ヒヒヒ、葵よ、お主はそこにおったのか!何ともいい格好じゃの(笑)」
(大首領葛を憎しみの眼で睨みつける葵だが……戦女らと同様に霊力を使い果たし…………)

葵「私は絶対にあきらめない!必ず貴様をっ!」
大首領葛「ヒヒヒ、凄んだところでお主らにはもう手段が無かろう!
ここにおらん雅は既に廃人、残る月詠とやらも霊力を使えんようじゃから捕獲されるのも時間の問題じゃな(笑)!」
(大首領葛、さらに咲-Saki-の股間までも晒そうとくる)

葵「や、やめろぉ……」
大首領葛「ほら、仲間が辱しめられても今のお主らにはどうすることもできん(笑)」


(そして、咲-Saki-の陰部が丸出しにて)
葵「うううっ……咲-Saki-」

月黄泉「月詠や咲-Saki-のことも……こ、コイツ…葛の知識までも吸収したのね……」
大首領葛「その通りじゃよ、だからもう奥の手は残って無いのもわかるぞ、お主ら姉妹は完全敗北したのじゃよ(笑)」
戦女「くそっ!ならさっさと殺せ!」

大首領葛「ヒヒヒ、ここまで手間を取らせたお主らを簡単に殺してはワシの気がすまん!それ以上の苦しみを与えなければな(笑)」
月黄泉「それ以上の…………?」
大首領葛「そうじゃ、お主らはワシの仲間の宿主となるのじゃ!」
月黄泉「な、仲間……?…………ま、まさか、お前の正体は!」

061
大首領葛「ヒヒヒッ!見るがいい」

(大首領の背後から黒い箱が出現る!)
月黄泉「く……黒い箱が…………しかも4つも!」
大首領葛「ワシの仲間じゃ!分身ではないぞ(笑)」
(箱の中から寄生虫が現れる!)
月黄泉「やはり……こいつらは……」
(4体の寄生虫が浮遊したまま、3人に近づいてくる…)


戦女「き、気持ち悪い……よ、寄るな!」

大首領葛「ヒヒヒ、これからお主らが宿主となるのじゃ、仲良くせねばな(笑)」
(大首領葛が寄生虫の一体をつかむと葵の顔に近づける)
葵「うううわっ…………こ、こういうのダメ!や、やめて!やめろっ!」

大首領葛「ヒヒヒ、そうじゃ!その調子じゃ!」
(未知の生物に対し動揺を隠せない葵と戦女、しかし……!)
月黄泉「葵、戦女、しっかりしなさい!大首領の正体が今、わかりました。コイツは『絶望喰蟲』です!」
戦女「ゼ…絶望喰……蟲だと?」
月黄泉「その名の通り絶望した人間を宿主にして脳を支配する恐ろしい寄生虫よ……」

葵「そ……そんな蟲、聞いたこと無い……」
月黄泉「私も実際に見るのは初めてです!何故なら『絶望喰蟲』は無数に存在する未来で、人がもっとも『最悪な選択』をした世界でのみ存在が予測される生物なのですから!」
戦女「そ、そんな未来の生物が……何で現代に…………」
月黄泉「お……おそらく…平行世界のどこかでコイツが生まれ、この世界に…………!
きっとあの『黒い箱』の力で…………」
大首領葛「ヒヒヒ、さすが月黄泉!未来の可能性でしか無いワシらの存在を予測しておるとは、恐ろしい女だの!」
月黄泉「葵、戦女……心が折れたらダメ……コイツの分身に憑依される!」
(月黄泉の言葉を遮るかのように分身が月黄泉の胸を鷲掴みにする……)

月黄泉「うううっ……」
大首領葛「そこまで分析されるとはの(笑)
その通りじゃよ、我らは絶望し心が完全に砕かれた者にしか憑依できんのじゃ!」
(4体の寄生虫は3人のそばまでいくとまるでエサを待つようにじっとしている!)
戦女「コイツら俺たちが心を折られるのを待ってるという訳ね!」
月黄泉「雅……雅は?……既に憑依されて……」
大首領葛「この状況でまだ他の姉妹の心配をするとはな(笑)
安心してよいぞ、雅はまだ憑依されておらん!あの女、廃人になっても完全に心は壊れて無いようじゃ、理解できん!」
戦女「さすが雅姉さ…………うがぁぁぁ!」
(分身が戦女の首を締め言葉を遮ると……大首領は話を続ける!)

大首領葛「ヒヒヒ、だが、憑依された姉妹のひとりを連れていけばすぐにでも堕ちるだろうがの!」
戦女「あががががぁぁぁ…………だ、誰がお前になんか……!」

葵「や、やめろ…戦女から手を離せ!」
大首領葛「葵!お主は暫し黙っておれ!」
(大首領葛が手をかざすと呪術が強まり喋ることが出来なくなる)
葵「あううぅぅぅ…あうううぅぅぅぁぁ……」

大首領葛「ヒヒヒ、葵よ!そこで大人しく見ておれ(笑)」
(分身が戦女と月黄泉に剥奪したドライバーを再び装着させる!)

戦女「……な、何を考えてる?」
大首領葛「お前らに絶望させるためじゃよ(笑)」

(分身がふたりのドライバーに拳を当てる)
大首領葛「ヒヒヒ、ワシの分身の超振動波は強烈じゃぞ、しっかり味わうがいい(笑)」
月黄泉「し、振動…ま、まずいっ………戦女!気をしっかり持ちなさい……うううっ…ああぁぁぁ!」
戦女「月黄っ………うわぁぁぁぁ……がぎぁぁぁ!」


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